今日はシンエヴァのネタバレあるかも
・今日は号泣しながら起きた。時々ある。今まで号泣しながら起きたのは3回覚えてる。
1度目はTVで夕方やっていたデジモンのアニメの再放送で無印→02→テイマーズと来てフロンティアが始まると思ったらちびまる子かワンピースになってて視界が真っ暗になって失意の中寝た翌朝。
2回目は天元突破グレンラガンを流行りが終わった少し後に見ててニアが死ぬのが嫌すぎて不貞寝昼寝して起きた時。
3回目がシン・エヴァンゲリオンのゲンドウの最後の独白シーンのことを脳みそが考えてた今朝。
こういう時は決まって夢を見ている自分の気持ちが100%その事象のことで埋まった印象があって結構好きだ。きっと自分で“自分”だと思っている外側の部分だけじゃなく見たものを見たまま受け取る気持ちの部分だけで思ったことを夢の中で整理するときに気持ちが溢れるんだと思う。
でも別にやっぱり自分の外側から考えると再放送してたし見てたけどまあ泣くほどデジモン好きでもないし、ニアも好きでもないし、ゲンドウの発言も弱い人間の弱音に見えてしまってるし、そういう言語化がすぐにできる部分とは違う部分が触れると起きて大泣きしてるんじゃないかと思う。
…色々書くかと思ったこともあったけど複雑にやりすぎないようにする。
自分の世代と“エヴァンゲリオン”との関係というと、小学校の頃にどうやら同年代の兄貴や姉貴世代がわけわからんアニメで盛り上がってるらしい、しかもロボットアニメなのにロボットじゃないらしい、しかも何言ってるかわからんらしいという印象で、そこで今のように配信があるわけでも、当時はレンタルのカードを持ってたわけでもないからシンプルに見れなかった。
中学に上がった頃にCSで契約してたアニマックスくんがTV版エヴァを平日の夕方に再放送してて、それを一通り見た。わからなかった。誰も彼も辛気臭いし言ってることはわからないしモチーフがあるらしいってのはわかるけどそれになんの意味があるのかわからないし。その頃は同じくらいにやってたTHEビッグオーと劇場版Ζガンダムを見てそっちにハマってた。
高校になってエヴァの序が公開になり、同級生とエヴァの話をすることが増えるも自分はもうその頃にはスーパー系に自分自身が傾いていてそもそもどういう立ち位置なのか自分で説明できないようなエヴァはわけがわからない上になんでそんなみんなが有り難がってんのかわからんって思ってた。
数年飛んで社会人になってから、マジでシアターにいっぱい通うようになるとQの予告の鍵盤の映像をなんだか山ほど見た。あの映像がなんの意味があるのかわからないけど自分には関係ないと予告では心を閉ざしていた(今も恋愛映画とか絶対行かない映画のタイミングは心を閉ざしてる。うしおととらのさとり戦のうしお父みたい)。
で、去年くらいになんとなく暇だしと新劇場版の序を見た。なんでだったか忘れたけど。面白かった。だってヤシマ作戦だし。映像は綺麗だった。15年以上前のアニメだとは思わなかった。その上なんだか色々説明が多かった気がする。口で言わなくても絵で何かわかる、そういうバランスだったと思う。
飛んで飛んで土曜、庵野秀明展でエヴァのこれまでの歩みを見た。すごかった。庵野監督が今どういう気持ちであれこれ作品を作ってるのか、自分が結局庵野監督が1人で変なこと言ってるとか思ってたけどそうじゃないんだよ、みんな自分たちの想定を超えたことも話しててびっくりしたんだよとか書いてあったりして、自分も大人になったんだ、多分…と1人の頑張ってる姿をそこに見たような気がした。
そんでもって昨日、もう全部見ちゃえば良いんじゃねって思ってる破Qシンを1時くらい絡み始めてしまった。個別の感想は𝕏にpost(イーロンの犬)したから省くけど、なんだかめちゃくちゃスーッと入ってきた。シンエヴァ、良かったよ、庵野監督…。
自分はタイミングを逃したと感じた作品は基本追わない主義で、まさか、この今の今見て、全てを理解した訳じゃないけど“面白い”と思えるとは思わなかった。
面白いと思わなきゃ見ちゃいけない、考察できなきゃ感想を言えない、理解できなきゃ触れられないと無意識に拒んでいたエヴァと、その呪縛が全て解かれて今、舞台裏で握手できるっていうのがどうしようもなく嬉しい…。
ありがとう庵野監督。
さらば、全てのエヴァンゲリオン。
マジであの大量にいる初号機の中にスパロボα時空のエヴァとかもいるんだろなとか思うとなんか、良いすね…。
個人的にはアスカに好印象持ってなかったからもあるけど最後のアスカのシーンは箱のとこも海のとこも良かったと思ってしまった。特に海のとこ、良い…よね?
なんか最近妙に過去からの悪い呪縛が解除されがちすぎてビビってる。あれもこれも過去の物事で今からどうするのは不可逆なんだよなぁと思ってたことがいや、今からできますよが多くて嬉しいのと困惑が半々であるね。